ゴジの発言
皆々さんへ。「キューバ報告」。


帰国するなり、チャットで騒いだままで、スミマセンでした。
ちょっと、身辺がにわかに急を告げる状態で(もちろん「復帰作クランクインに向けて」という意味です)ドタバタ忙しかったのです。
もう少しモロモロが煮詰まったら、その報告もやりますが、とりあえず今日は「キューバ報告」です。
たった2週間の旅だから、ささやかな体験的実感にすぎませんが……キューバは予想通り人間たちがめいっぱい元気な国でした。
社会主義国家/共産主義国家にありがちな、硬直した画一主義はまったく感じられず、人々の能天気な明るさには圧倒されました。
≪ゲバラとヘミングウェイに、若い頃から憧れていて……≫というのが、長谷川和彦の「世界わがこころの旅=キューバ」の「動機」だったのですが、ゲバラの「革命の夢」は、革命後40年がたち、ソ連も崩壊した今も、立派に人々の心の中に生きているように思いました。
もちろん「ドル」を導入した新経済政策のもとでは、貧富の差も生まれつつあるようです。観光立国に力を入れ始めたぶん、当然のように売春婦もいればプッシャーも徘徊していますが……ともかく明るいのです。世界中の資本主義国の貧民層に見られる「絶望的な暗さ」が無い。これはやはり「教育」も「医療」も平等に「無料」という社会制度に根ざしたものだと思いました。
学問でもスポーツでも、誰でも頑張ろうとすれば頑張れる……というのは、やはり素晴らしいことだと実感しました。
そして誰もが「イデオロギー抜きに」愛国者なのです。
これは羨ましかった。彼らが「キューバ大好き、最高!」とお国自慢をするように、自分が「日本大好き!」と自慢できる日は永久に来ないんだろうなと、ちょっと悲しく暗い気分になりました。
やはり「愚政/圧政をぶち壊して、自分たちで造った自分たちの国なんだ」という自負と自信が有るか無いかは、エライ違いです。
もちろん、そのキューバから亡命してアメリカ合衆国に住む人が200万人も存在するわけで、私のたった2週間の旅では把握できない問題が、この国にも沢山あるのでしょうが……。
ともあれ、長谷川のウロウロぶり、詳しくは番組を観て下さい。
(5月13日OA予定)
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