誰でも日記過去ログ
088〜106


[106] ウィークエンド・ラブ 第96回 投稿者:ラスタマン 投稿日:2005/03/21(Mon) 23:37  

 3月14日〜3月21日

 15日、人事異動の内示が出る。
 現在の部署は、多忙な所なので異動することを希望していたが、残念ながら異動の内示はなかった。
 また忙しい年度となる。 

 見た映画。

チルソクの夏 (2003) プレノンアッシュ

殺人の追憶 (2003) 韓国

すべては愛のために (2003) アメリカ

スクール・オブ・ロック (2003) アメリカ

チャーリーと14人のキッズ (2003) アメリカ

ロイヤル・セブンティーン (2003) アメリカ

つばさ (1927) アメリカ

イルマーレ (2001) 韓国

ザ・ドリフターズの 極楽はどこだ!! (1974) 松竹



[105] ウィークエンド・ラブ 第95回 投稿者:ラスタマン 投稿日:2005/03/13(Sun) 23:19  

 3月7日〜3月13日

 見た映画。

甘い生活(1960) イタリア

旅愁(1950) アメリカ

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い (2003) アメリカ/ドイツ

第三の男 (1949) イギリス

ブラウン・バニー (2003) アメリカ/日本

69 sixty nine (2004) 東映

下妻物語 (2004) 東宝

三匹の侍 (1964) 松竹

スパイダーマン2 (2004) アメリカ

サンダーバード (2004) アメリカ



[104] ウィークエンド・ラブ 第94回 投稿者:ラスタマン 投稿日:2005/03/06(Sun) 22:08  

 2月21日〜3月6日

 見た映画。

飛び出した女大名(1961) 大映

コンフィデンス (2003) アメリカ

ゲロッパ! (2003) シネカノン

道 (1954) イタリア

ミニミニ大作戦 (2003) アメリカ

風の慕情(1970) 松竹

ドリームキャッチャー (2003) アメリカ

福耳 (2003) アルゴ・ピクチャーズ=シネマ・クロッキオ

風雲児 織田信長 (1959) 東映

赤い月 (2003) 東宝

世界の中心で、愛をさけぶ (2004) 東宝

閉ざされた森 (2003) アメリカ

CASSHERN (2004) 松竹

CUTIE HONEY キューティーハニー (2003) ワーナー




[102] ウィークエンド・ラブ 第93回 投稿者:ラスタマン 投稿日:2005/02/20(Sun) 21:36  

 1月11日〜2月20日

 見た映画。

阿修羅のごとく (2003) 東宝

S.W.A.T. (2003) アメリカ

ウィル・ペニー (1967)アメリカ

美しい夏キリシマ (2002) パンドラ

嗤う伊右衛門 (2003) 東宝

半落ち (2003) 東映

戦場のフォトグラファー ジェームズ・ナクトウェイの世界 (2001) スイス

CAPA in Love & War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォー (2002) アメリカ

麦秋 (1951) 松竹

浮草 (1959) 大映

ラブストーリー (2003) 韓国

クライング・ゲーム (1992) イギリス

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 (2002) アメリカ/ニュージーランド

太陽がいっぱい (1960) フランス/イタリア

東京は恋する (1965) 日活

Dr.Tと女たち (2000) アメリカ

呪怨2 (2003) ザナドゥー=東京テアトル

名もなきアフリカの地で (2001) ドイツ

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003) ニュージーランド/アメリカ

イン・ディス・ワールド (2002) イギリス

10日間で男を上手にフル方法 (2003)  アメリカ

“アイデンティティー” (2003) アメリカ

マトリックス レボリューションズ (2003) アメリカ

キャラクター/孤独な人の肖像 (1996) オランダ



[97] ウィークエンド・ラブ 第92回 投稿者:ラスタマン 投稿日:2005/01/10(Mon) 23:11  

 11月1日〜1月10日

 見た映画。

 「アバウト・シュミット」(02年 米)
 「シャーキーズ・マシーン」(82年 米)
 「八月はエロスの匂い」(72年 日活)
 「 ロスト・イン・ラ・マンチャ」(01年 米 英)
 「リロ&スティッチ」(02年 米)
 「バトル・ロワイアル II〜鎮魂歌(レクイエム)〜」(03年 東映)
 「オリーブの林をぬけて」(94年 イラン)
 「哀愁の湖」(45年 米)
 「 リリオム」(34年 仏)
 「偶然にも最悪な少年」(03年 東映)
 「アリ・G」(02年 英)
 「解・放・区」(00年 米 未公開)
 「WATARIDORI」(01年 仏)
 「告白的女優論」(71年 日本ATG)
 「写楽」(95年 松竹)
 「戒厳令」(73年 現代映画者=ATG)
 「秋津温泉」(62年 松竹)
 「アンスピーカブル 殺戮者」(03年 米)
 「ブラインド・デート」(87年 米)
 「おんなの細道 濡れた海峡」(80年 日活)
 「鏡の女たち」(02年 グルーヴコーポレーション)
 「オースティンパワーズ デラックス」(99年 米)
 「青春残酷物語」(60年 松竹)
「この世の外へ クラブ進駐軍」(03年 松竹)
「血は渇いている」 (60年 松竹)
 「彼女だけが知っている」 (60年 松竹)
 「アイデン&ティティ」(03年 東北新社)
 「炎と女」(67年 松竹)
 「東京ゴッドファーザー」(03年 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(03年 東宝)
 「幸福の鐘」(02年 東北新社)
「奇跡のランナー ロレッタ・クレイボーン」(00年 米 TV)
 「WXIII 機動警察パトレイバー」(01年 松竹)    
 「アンダーワールド」(03年 米)
 「アンテナ」(03年 オフィス・シロウズ)
 「ジョゼと虎と魚たち」(03年 アスミック・エース)
 「花」(02年 ザナドゥー)
 「かまち」(03年 日本ヘラルド映画)
 「油断大敵」(03年  ゼアリズエンタープライズ=ケングルーヴ)
 「ルパン三世 念力珍作戦」(74年 東宝)
 「1980(イチキューハチマル)」(03年 東京テアトル)
 「月のあかり (2002)ギャガ
 「イノセンス (2004)東宝
 「理由 (1995)アメリカ
 「ペリカン文書 (1993) アメリカ



[92] その9 ユーロスペースが傑作映画をピンボケで上映 投稿者:サンダーロード 投稿日:2004/11/05(Fri) 05:00  

ひと月ぐらい前だろうか?
渋谷のユーロスペースで、アッバス・キアロスタミ監督の傑作、
『友だちのうちはどこ?』が再上映されていたので観に行った。

俺のベスト3の1本なのだがまだ劇場で見たことがなく、
再映されるのを心待ちにしていた作品だ。
忙しかったのだがこれを逃すとまたいつ上映されるのか分からないので、ちょっと無理をして時間を作りギリギリ上映に間に合った。
入ったときは既に予告編が上映されていた。
客の入りはそこそこで、後ろの席が空いていたので着席。
もう何年も前の映画だが、こんなにこの作品を観に足を運んでくれる人がいるのだなあと嬉しくなった。
ふう、なんとかセーフ、とひと安心して予告を見ていたのだが、
アレ?と思った。
どうもピントが合っていないような気がするのだ。
疲れ目のせいかなあと思ってしばらく観ていると本編が始まった。
あ、と思った。
やはりピンボケだ。
字幕がボケているのだ、間違いない。

信じらんねえよ。
映画館でピントを合わせるなんて、絶対条件であり最低条件だろ。
学生の自主映画上映を観にきたんじゃないんだから、微笑ましいなんて言えないよ。

しかし始まってしまったので我慢して観ようかと思い、
しばらくそのまま観ていた。
だが無性に腹が立ってきた。
俺のベスト3の一本をこんな形で上映するなんて。
俺のベスト3というだけでなく、この映画が非常に高度な演出によって撮られた傑作であることは間違いない。
そんな作品をピンボケで上映するなんて。
おそらくこの映画をこの上映で初めて観る人もいるはずだ。
その人たちがこんな劣悪な状況でこの傑作を観てしまうなんて…。

そんな事を考えてしまってイライラしてとてもじゃないが映画に集中するどころではなくなったので、ロビーへこそっと出て受付の女に「すみません、ピントが合ってないみたいなんで直してもらえますか」と言った。
受付の女は「あ、すみません」とだげ無機質に答えながら俺の背後を見た。
俺の後ろでトイレから出たヒゲヅラの男が映写室に入っていくところだった。つまり映写技師だ。
オイオイ、あんた俺の言ってたこと聴こえてたろ?それなのに無視か?
俺が席に戻るともうピントは合っていた。やっぱ聴こえてたんだろ。

何とか映画に集中しようと思ったが、途中で一度明るいロビーへ出てしまったし誠実さを見せない受付の女や映写技師の事を考えてしまってまともに見れなかった。
ガックシだ。本当にガックシだよ。

上映が終わると映写ミスの謝罪アナウンスでも流すだろうと思っていたが何もなかった。
だいたい、本編上映に間に合うか不安だったので予告が何分くらいあるのか電話で確認した時も、対応した女のつっけんどんな話し方にイラッときていたのだ。ああ面倒くせえこと聞くなあ、と言わんばかりだったぞ。
友人にこのことを話すと「自分が何かの映画で電話した時も、女の人が出て感じが悪かった」と言っていた。

これでいいのか、ユーロスペース。殿様商売か?


[91] ウィークエンド・ラブ 第91回 投稿者:ラスタマン 投稿日:2004/10/31(Sun) 17:26  

9月21日〜10月31日

 見た映画。

 「永遠のマリア・カラス」(02年 伊 仏 英 ルーマニア スペイン)
 「ハルク」(03年 米)
 「アナザーワールド 鏡の国のアリス」(98年 英 未公開)
 「昭和歌謡大全集」(02年 シネカノン)
 「ヴァイブレータ」(03年 ステューディオスリー=シネカノン)
 「オン★ザ★ライン 君をさがして」(01年 米)
 「ひとめ惚れ」(00年 香港)
 「スケッチ・オブ・Peking」(95年 中国)
 「続・座頭市物語」(62年 大映)
 「ファム・ファタール」(02年 仏 米)
 「ファントマの逆襲」(13年 仏 未公開)
 「リード・マイ・リップス」(01年 仏)
 「ホテル・ハイビスカス」(02年 シネカノン)
 「北京ヴァイオリン」(02年 中国)
 「アメリカン・アウトロー」(01年 米)
 「タトゥー」(01年 仏 独 未公開)
 「デブラ・ウィンガーを探して」(02年 米)
 「ばかのハコ船」(02年 ビターズ・エンド)
 「ドッペルゲンガー」(02年 アミューズピクチャーズ)
 「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(03年 米)
 「月形半平太」(61年 東映)
 「blue」(01年 オメガ・ミコット=スローラーナー)
 「ドル」(38年 スウェーデン)
 「デアデビル」(03年 米)
 「フォーン・ブース」(02年 米)
 「バッドボーイズ2バッド」(03年 米)
 「マスター・アンド・コマンダー」(03年 米)
 「ラスト サムライ」(03年 米)
 「刑務所の中」(02年 ザナドゥー)
 「ズーランダー」(01年 米)
 「ザ・エージェント」(96年 米)
「HERO」(02年 香港 中国)
 「夜霧の恋人たち」(68年 仏)
 「突然炎のごとく」(61年 仏)
 「月の砂漠」(01年 レントラックジャパン=パンドラ )
 「8 Mile」(02年 米)



[90] その8 コケおどし『感染』(怒!)とメロドラマ『予言』 投稿者:サンダーロード 投稿日:2004/10/16(Sat) 03:07  

こないだの祝日にホラー映画『感染』『予言』の2本立てを観た。
どちらも10〜20分ほど寝てしまった。
退屈だったので。
『感染』はコケおどし、『予言』はメロドラマ、というのが私の印象。

『予言』は映画としては好印象を持ったのだが、怖がりに来てる人に対してその部分を満足させないままメロドラマの面白さ、映画表現の面白さに走ってしまうのはいかがなものだろう。
しかも三上博史の芝居が濃すぎて、酒井紀子の存在感も薄っぺらで、とてもメロドラマとしても感情移入できない。離婚した二人が数年後再び一夜を共にしたあとの朝のシーンはまさに噴飯もの。あと酒井紀子が三上と電話をしていて一方的に切られた後に、「もしもし!もしもし!」と受話器に叫ぶところ、もう切られているのは明白なのに何を言っているのだ、バカ女にしか見えなくてホントに冷めた。『パラサイトイヴ』のときの三上博史も完全にやり過ぎでコメディ芝居になっていたが、全くもって『予言』でもミスキャストだ。真実を知っているのに理解されないという、観客が感情移入する役であるべきなのに、過剰な芝居が「浅い狂人」にしか見えなくて、コメディ芝居にしか見えない。もしかして三上博史、本当に笑わせようとしていた訳ではないだろう?作品の質も省みず自分の得意な芝居を突っ走らせている時点で、この役者の浅さが見える。監督にも責任はあると思うが…。俺はもともと三上博史が嫌いだが、またさらに嫌いになった。
脚本や映像表現に関しては見せられる部分が多々あるが、芝居が台無しにしている。けどそれ以前に自己犠牲の感動映画になってしまっているからホラー映画としては失格だろう。最後に泣かせてどうするんだ。泣かないけど。
それと、『予言』に関してはCGについても意義が大アリだ。きっと監督も頭を抱えたとは思うが、ホントにチャチなCGなのだ。いったいどういうことなんだ?CGのチャチさが見えるたびに溜め息モノで冷めてしまう。車が爆発するときの飛び散るフロントガラス、何だあれは?黒い点々が四散しているが、全くリアリティがない。空飛ぶ新聞もCGぽさ丸出しで、「ああ、名作『恐怖新聞』が台無しだ!」と怒りのあまり眠気を催して少し寝てしまった。

そして『感染』。
これはいけません。最悪です。
コケおどしの連続でずっと同じテンション。
退屈でしょうがない。
完全に異世界というかパラレルワールド的な、過剰な世界なんだけれども、「だからこんなんやっちゃっていいでしょ!」という変な開き直りみたいなものが透けて見える。そんなのは言い訳だ。異世界とリアリティとのバランスがチグハグで、最初から全然のれない。世界観のバランスにのっけから失敗しているのだ。
基本的にはこれコメディ的な内容で、ものすごく低級な恐怖表現の志しか持ってないのに、鏡を使った表現、色の表現、脳に関する捉え方など、妙に凝っちゃって頭良さそうな、知的なフリをしているから見ててムカムカ腹が立ってくる。
たぶんこれは知的な表現を使わず、スーパーストレートにゴアな感じ、浅い狂気、浅い人間による右往左往を表現した方が素直に楽しめる作品になっただろう。
B級なくせに高級感漂わせようとしていて、しかも作り手がそれに気づかず高慢に振舞っているような、そんな嫌味を感じる。
だいたいオチが分かりにくいってのもかなり難点だ、浅い映画のくせに。
『感染』なんて映画を観ると、『箪笥』のレベルの高さがとんでもないのだなあとつくづく思う。それとも『感染』の志の低さがとんでもないのか?

『感染』は知的ゲームをやりたかったもので、『予言』は家族愛、夫婦愛をやりたかったものだ。決して恐怖に真っ向から挑んでいない。何よりも問題はそこだ。恐怖表現は道具立てであって、監督の真にやりたいものは違うというのがあまりに露骨に出すぎている。せめてこっそり真のテーマを仕込むとか、恐怖は恐怖でみっちり本気で怖がらせるとか、そういう意気込みがあるべきだろうが、残念ながら作品にそれは映っていない。とくに『感染』はヒドイ。本当にヒドイ。何しろ佐藤浩市の出現でドーン!と効果音入れて怖がらせている。この恐怖表現の志の低さよ。それならそれで、『13日の金曜日』のように徹底的に割り切ってくれればいいのに、妙に知的なフリをするものだから腹が立ってしょうがない。観客をバカにしている、見下しているとしか思えない。ああ、本当に腹が立った。



[89] その7 『箪笥』 投稿者:サンダーロード 投稿日:2004/09/29(Wed) 02:55  

数日前に『箪笥』を観てみた。
知人が非常に高い評価をしていたので、ならばと盛り上がった気分で観た。
えてしてそういう映画は期待外れになることが多いのだが、『箪笥』も私の中ではそういう部類に入ってしまった。

『箪笥』は非常に力を感じる作品だ。
緻密に緻密にプロットが練られ、ドンデン返しに「おお」と唸る。
そう、これは唸る類の知的な作品だ。
だからエンターテイメントとしては一級だろう。
しかし俺の好みじゃない。
知的興奮はあっても感情の興奮はないからだ。
一応ホラー映画と銘打っているが、それを期待しているとちょっと肩透かしをくらうし。
ホラー風味のミステリーメロドラマというのが俺の印象。
非常に緻密に構築されているし、数は少ないけど恐怖演出もしっかりやってるし、キャラクターにはそれぞれ作りこんだ背景があって泣かせどころもある。
けど俺は全く泣けない。
すべてがスタイルのように感じる。
怖くもない。

『ボイス』なんかに比べると、
クオリティの高さは雲泥の差だけれども、
何故かこういう、優等生的な作品はノって観れない。
上手いけど、面白くない。
俺が映画に求めているのが感動だからだろう。
下手っぴでもいいから、俺は感動する映画が見たい。
『狂い咲きサンダーロード』なんて、
中坊時代に始めて観たときは「なんて面白くないチャチな映画だろう。けれどなんでこんなに猛烈に見入ってしまうんだろう。なんでこんなに愛おしいんだろう。何故あの主人公に猛烈な魅力を感じてしまうんだろう、なんだこの心のざわめきは。なんで面白いと思ってないのに、こんなにこんなに大好きなんだ!!」というような感覚に襲われて混乱してしまったが、
要は娯楽映画としては楽しめなかったけれども、それでも猛烈に感動したのだ。

知的な楽しみをする映画ももちろん作られてしかるべきだが、俺はそういう映画、感心はしても感動はしないから、好きじゃない。
『箪笥』を作った人って、きっと力量のある人だけどホラーをやりたくない人なのではないかと邪推する。
だからなんか、感情がこもってない感じがするんじゃないだろうか、と考えたりした。


[88] その6 『スパイダーマン2』 投稿者:サンダーロード 投稿日:2004/09/22(Wed) 03:49  

大のサム・ライミ好きだ。

客が少なくなった公開終了間際にやっと『スパイダーマン2』を観ることができた。
睡眠時間が少なかったのでやや眠気に襲われたが、最後まで楽しんで観ることができた。
テンポは前よりガンガンいくし、
見せ場も次から次に出てくる。
悪フザケもずっとパワーアップ。

面白かったなーと思って劇場をあとにしたのだが、なぜだ?
1より印象が薄い。
俺の眠気のせいなのか、作品のせいなのか。

よくよく考え「モロ『3』に繋がるような終わり方をしているからではないか」という推論に辿り着いた。
『1』は完全に1本の映画として観る事ができるが、
『2』は1本の映画としては不完全な終わり方だ。
『3』に繋がる伏線があまりにも強すぎるからだ。
このやり方って、テレビドラマとしてはなくてはならないものだと思うが、長編映画としてはどうなんだと疑問を感じる。
それって、例えば劇場で『3』の予告を観たときに「あ〜、あの不完全だった部分がきっちり描かれるんだ。じゃああのときのモヤッとした気持ちを、『3』観て解消しなきゃ!」と思わせて劇場へ呼び寄せるやり方ではないか?
なんか、その意図は汚い気がする。

続編に繋がる伏線は『1』くらいがちょうどいい。
やはり1本の映画としてスッキリさせてもらわないと、何だか意地悪されてるみたいで不愉快だ。
あのシーンは『3』でやればいいじゃないか。
どうせやるなら石川賢のマンガのように、
「さあ新たな戦いの始まりだッ!」てとこで終わらせるとか、
何とかもっと1本の映画として美しい形にして欲しかった。
せっかく面白かったのに、余韻としてどうにも『3』のことが気になって、『2』に浸ることができない。

サム・ライミはそのへんどう思ってるんだろう。


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